5.雑菌消毒
野生動物である野鳥類は食中毒の原因となるサルモネラ菌をはじめ、黄色ブドウ球菌・トキソプラズマ原虫・鳥特有のクラミジア(オウム病)などたくさんの雑菌・寄生虫を保有している可能性があります。これらの菌を取り除く為、ULV噴霧器を使用し、家屋内で野鳥が営巣・活動していた場所の雑菌消毒を行います。
使用する薬剤成分は、医療機関で手術室や手術の道具の消毒に使用するものと同じ成分です。
(有効成分:アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩・塩化ベンザルコニウム・エタノール)
6.ダニ消毒
野鳥の体表・営巣箇所にはトリサシダニという種類のダニが付着・生息しています。このダニは寄生相手の血液のみが栄養源の生物です。
体長1mm弱で、よく見ると肉眼でも観測されます。
天井裏で大繁殖したダニが空気の対流で室内に紛れ込みヒトに被害を及ぼすことがあります。
このダニはヒトからも吸血します。刺されると赤くはれ強い痒みが長く続きます。
イエダニ(ネズミ由来)・ツメダニ(塵埃由来)など、室内に居て人を刺咬する他のダニと比較し、被害が激しくなる特徴があります。
ULV噴霧器や手動噴霧器を使用し、野鳥の営巣箇所およびその近辺の室内に、状況に適合した薬剤を選び噴霧します。
(有効成分:フェニトロチオン・ジクロルボス・フェノトリン・ペルメトリン)
ノミ・ダニ駆除薬、消毒薬の準備
この写真はノミ・ダニ用駆除剤を準備しているところです。
被害状況や駆除をする環境毎に希釈率を判断、正確に調整します。
強い薬の乱用はしません。しかししっかり効果は出す。プロの責任です。
ULV噴霧器
この機械で、野鳥がばらまいているノミ・ダニなどの害虫や、サルモネラ菌など食中毒の原因となる雑菌の消毒を実施します。
ULV噴霧器は、5~10ミクロンの超微粒子で薬剤を噴射することができ、害虫や雑菌に対し効率よく薬剤効果を発揮することができます。
(ULVとは、Ultra low volume(濃厚少量散布)の略語です)
↓天井裏でULV噴霧器を使い、薬剤を噴射してノミ・ダニ消毒を実施している写真です。
本体吹き出し口のフットボールのような形状が、薬剤の粒子を効率よく遠くまで飛ばす気流を作り出します。
↓手動式噴霧器です。
機械による散布だけではなく、環境や被害状況により各種手動式噴霧器を使い分けて処理していきます。
トリサシダニについて
閲覧注意!トリサシダニの写真があります!
普段弊社では害虫や害獣の写真は掲載いたしません。
ですが、住んでいる方がトリサシダニの存在に気付いているのに、それが「トリサシダニ」だと分かっていないケースが良くあります。
ですので、今回はあえて写真を掲載いたしました。
ご覧になりたくない方は、これ以上スクロールなさらないで下さい。
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よろしいですか?
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シーツの上やコンセント部分、細かい黒い点がたくさんあります。よく見ると・・
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閲覧注意。この下にトリサシダニの写真があります。
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これが「トリサシダニ」です。ヒトも刺します。刺されると腫れや痒みなど激しい症状が出ます。