ノミ駆除のプロから見た、ノミという生き物についてご説明します。
相当に手強い生き物です。手強い原因はそのライフサイクルにあります。
卵
成虫のメスは、一度に数個~十数個の卵を産みます。卵は0.5mm程度の楕円形、乳白色。
卵は1日~6日で孵化します。
幼虫
幼虫体長は約4mm(終齢幼虫)。芋虫状の体型をしています。カーペットやペットの寝床、床下など、つまり宿主が常にいるまたはいる可能性がある場所に生息しています。
エサは、動物の体から落下したフケなどの有機物と、成虫ノミが排泄した糞です。
成虫ノミは吸血することのみで栄養を補給します。その糞には血液の成分が多量に含まれ、幼虫の重要な栄養源となっています。
幼虫は約20日でサナギになるとされています
マユ・サナギ
ノミの場合、サナギになった時点でいつでも成虫になれると考えて良いようです。
吸血性昆虫は相手の吐き出す二酸化炭素を検知して相手にたどり着きます。それはノミも同じです
しかしノミはその能力をサナギの段階で既に持っています。
サナギは動けないので、吸血する対象が近くに来るのをじっと待っています。
そして対象が近くに来ると一気に羽化し、相手に飛びつき吸血するのです。
成虫
成虫は垂直方向で15~20cmの跳躍力があります。そのため、人の被害は膝から下に集中します。
吸血以外に栄養摂取の手段を持っていないので、ひたすら血を吸います。
成虫の寿命は意外に長く、3ヶ月~1年。
特筆すべきは飢餓状態での生命力。まったく吸血できなくても約1ヶ月生きるとされています。
ノミが一生に産む卵の数は、資料によってまちまちですが、1年近く生きたとして数百個、と言うところのようです。
これ、1匹からの卵の数ですから。10匹いたら数千個の卵、と言うことになります。
ノミが引き起こす被害
- 刺咬被害による激しい痒み、腫れ
- 「ノミが居る」ことに対する恐怖・不安・不眠などの精神的苦痛
弊社では、これらの被害を一つ一つ丁寧に改善していき、お客様が安心できる暮らしを取り戻します!